2024年03月16日

脂肪に\(^o^)/ お散歩フォトライター

ケーディック君

3月15日 

 私は、2年前の12月に骨髄移植を受けた後退院してから、継続でグロブリン製剤の点滴をうけてきました
 理由としては、下記のながれとなります。
 移植をうけた骨髄から自分の体をまもるため、免疫抑制剤を使用
 →免疫抑制で体は守れるが、免疫が弱いので体内外の細菌・ウイルスの抵抗する力(免疫グロブリン)が低下
 →定期的に免疫グロブリンを補充する(2週に1回)
 
 この対応で、私は補充前500-600mg/dLに低下しているグロブリンを改善できます。
 通常の人は1000mg前後あり、750mg以下だと入院レベルなので、私は毎回綱渡りで補充している感じです。
 
 ただ、この補充はいままで約1時間かけての静脈への点滴が必要で、必ず病院での対応が必要でした。
 静脈への針を刺すのは、採血の針より太いので痛みはありますが、その後は1時間寝ているだけで済むのでそれほど体へのストレスは無いです。
 診察だけでなく、採血や点滴で半日は時間がかかるので、その改善案を1月から主治医からされて、昨日実際に対応を開始しました。
 
 それは、免疫グロブリンを在宅自己注射するというものです。
 これまで2回病院で看護師立ち合いで行い、今回3回目は一人で自宅でおこないました。
 注射といっても、静脈にハリを刺すのではなく、お腹の皮下脂肪に細い針を刺して、小型自動シリンジポンプで脂肪内に押し込むという感じです。
 ありがたいことにお腹のぜい肉がしっかりあるので、たるんだぜい肉をつかんで、そこに約2cmほどの針を刺すため、ほとんど痛みも出血もありません。
 時間も注入時間も30分ほどで終わるのでこれまた、テレビでも見ながら座っているだけです。
 もちろん、無理やり脂肪部分に薬をいれるのですから、直径7cmほどに針の周りが1cmほど盛り上がりますが、半日すれば体内に吸収されて元に戻ります。
 
 自己注射ですので医療的注意はもちろん必要です。
 主なものでも
 ・使用器具での必要か所の消毒
 ・グロブリン製剤(ハイゼントラ)の保存温度管理(通常冷蔵庫)
 ・使用前2-3時間前に冷蔵庫から出して常温にする(出してすぐグロブリン製剤が硬くて注入できない)
 ・刺した針やチューブ、空の注入剤は専用の廃却ボックスに入れて最終的には病院に持参する
 ・出血など異常時には至急病院に連絡する
 などなどです
 
 このような手順は図入りのマニュアルで順番に行えばいいので、もう何回かやれば慣れそうです。
 いままでのうちで、皮下脂肪がありがたいと思ったことはなかったのですが、今回ばかりは自分の皮下脂肪に感謝です。
 
 もちろん、マッチョな方にも皮下脂肪はあるのですが、そこに脂肪が蓄積されていないだけです。
 なので、蓄積された脂肪に万歳\(^o^)/ですね。
 
 写真は今回から自宅で使用をはじめた、シリンジポンプのケーディック君です。
 たとえ居眠りしても終了ブザーでけたたましく起こしてくれる優れものです。



Posted byひろよしえat07:35 Comments(0)
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